1969-05-15 第61回国会 参議院 農林水産委員会 第17号
その次に漁業手形の制度がございました。これは大蔵省から金が出たわけでもないし、また補助金をしてもらったということでもなくて、漁民自身が制度に基づいて基金をつくってやったわけですけれども、これはきわめて不首尾に終わりまして二年ぐらいでその制度が消えてしまったのであります。
その次に漁業手形の制度がございました。これは大蔵省から金が出たわけでもないし、また補助金をしてもらったということでもなくて、漁民自身が制度に基づいて基金をつくってやったわけですけれども、これはきわめて不首尾に終わりまして二年ぐらいでその制度が消えてしまったのであります。
しかもその上に終戦後の漁船は大型化したために、その建造資金も非常に増大しておりますが、現在業者は一航海の水揚げからその償還金並びに漁業手形その他合わせて三、四〇%、ひどいのになると五〇%くらい天引される。しかも仕切金は今日では早いところで一週間というような——これは全国まれで、地方に参りますと一ヵ月から四十日しなければ全部払ってもらえないというのが実情であります。
従つてその点だけが重点となつて問答が行われたのでありまして、そのときに私のほうとしても、中金から採算の関係、特にそれは開拓者の運用資金だけでなしに、他の或いは漁業手形であるとか、その他の一般の貸付全体に対する体系からいたしまして、現在の預金利子を一分下げるといつたような措置を併せて出してもらいたいという申入があつたわけであります。
そこで我々といたしましては、要するに中金が他のいろいろな漁業手形その他の貸出に対する関係とか、或いはそういう関係も考慮して自分の採算を割らないという種皮のことでよろしいのだ、従つてこれについてはいろいろな方法があるのじやないかということを考えておりましたし、且つ先ほど申したように、直接開拓者の問題では必ずしもない、勿論密接な関係はありますけれども、協会の事務が運行するという問題であつて、必ずしも直接
従つて持たれておつた開発銀行中小事業部の枠が行き場所を失つて迷子になる、これでは困る、こういうのが直接の非常に急ぎました原因でございまして、かような点をも十分お汲取り下さいまして御審議のほどをお願い申上げたいと思うのでありますが、なおこの政府へ対する特に申入の面では、在来のように漁業手形の焦付が相当ございますが、かような二の舞を踏んではならん。
在来漁業手形の状態を見て参りました場合、非常に返済状況が悪い。こういうようなことが再び繰返されてはならないと思いますので、貸付対象者の選定については慎重でなければならないと思います。
兵庫県関係につきましては、中小漁業融資保証法につきまして、兵庫県下の漁村の資金需要は昭和二十七年六月金融調査を行なつた結果、漁業協同組合自身が必要とする共同施設、漁業自営、漁船、その他の建造資材費等約二億二千万円、並びに組合員に対する転貸資金二億六千万円、合計約五億円の資金が要求されていることがわかつたのでありますが、このうち農林漁業特別融資並びに漁業手形等従来の制度を利用できるものを除いた残りの約二億五千万円
○塩見政府委員 現在までは、漁業手形制度というのがございまして、それで必ずしもうまく行つておらないのでございまして、大体運転資金を目がけて融資しているような状態でございまするが、しかしながらこの制度ができますれば、漁業者からの要望も単に運転資金のみではなくして——特に終戦後つくりました船の建造期も迫つて来ておりますし、それから沿岸の小漁民としましては、無動力船を動力船にしたいとか、あるいは焼玉機関を
数カ月前から細かく進めておりまして、運転資金については日銀において適格担保として割引をやるとこういうふうな話合いになつておりまして、今のところ大体金利としては今までの漁業手形並みのものを出そうというふうなことで進めておりまして、そういうふうな関係上から保証料等も含めて考えますると、大体三銭ちよつと上廻る、まだ細かいところについては中間のほうの機関等についてのものがはつきりきまつていないので、はつきり
次は、出資をした人に対して機械的に何倍というやり方をしない、漁業手形で失敗した点はその点でありまして、出資をした者に対しては、その人の信用力、あるいは事業を別にして一律に四倍にしたために、返る人は返る、返らぬ人は返らぬ、こういうことになつて来ますので、その人の基本だけでなくして、おのずからその人の信用力ということも勘案しながら一律主義を排除して行きたい。
かつて漁業手形が発行されたのでありますが、この漁業手形、いろいろ理由もあつたと思うのでありますが、結果論的にこれを見ますと失敗しておるのじやないか、こういうふうに思われるのであります。その最大の原因は、資金回収というものが非常に不円滑であつたということである。
漁業手形制度でございますが、これは農業手形制度と似たような形で行われておりまするが、その基礎が幾らか薄弱でございます。今般新たにしつかりした制度として中小漁業の融貸保証法というようなものを考えたわけでございまするが、大体運転資金につきましては、あれと同様に日銀のほうにおいて再割をしてもらうというような考え方で日銀と折衝しております。
○小高委員 漁業証券の資金化促進並びに漁業手形の高度利用につきましては、るる意見を開陳いたしましたが、これに対して本日御出席の方々は、どうかお帰りになられましたら、すみやかに部内において御協議の上、われわれの意思が実現いたしますよう特に要望しておく次第であります。以上申し上げまして私の質問を打切つておきます。
手取り早くたつた今やれるのは何かといえば、やはり漁手制度であろうと思いますが、漁業手形が最近非常に信用を落したということは、一面漁民の責任であることはもちろんでございますが、中には優良なる漁業手形もあるのであります。しかるところこの漁業手形が非常に冷遇されておつて、いささかも優遇されておらない。
○小高委員 ただいまの答弁で、漁業手形を冷遇しておらないということでありますが、冷遇しておらなければ、もつとこの漁業手形制度をたくましく、活発に働かせないと、漁民金融がつかないじやなかろうか、かように思うのでございますが、これを画一的に、いい漁手も悪い漁手も一緒に見るようなことなく、いいものはいいように扱つていただきたいのであります。
する陳情書 (第六五号) 四 海区漁業調整委員会経費増額に関する陳情 書 (第一一 六号) 五 漁業協同組合連合会の規模制限撤廃の陳情 書 (第一三四号) 六 魚礁の敷設に関する陳情書 (第一八一号) 七 支那東海における日本漁船不法だ捕防止に 関する陳情書 (第二四八号) 八 漁業資材対策に関する陳情書 (第二五一号) 九 漁業手形制度法制化
――――――――――――― 十月二十七日 漁業資材対策に関する陳情書 (第二五一号) 漁業手形制度法制化に関する陳情書 (第三〇八号) 地方水産試験傷振興に対する国庫助成の陳情書 (第三二〇号) 同月二十九日 漁区制限の廃止に関する陳情書 (第三二三号) 漁船保険制度改革に関する陳情書外三件 (第三三九号) 他府県よりの機船底びき網の入漁禁止に関する 陳情書(第三四二 号)
そこでその短期資金をまかないますために、現在の漁業手形の制度をほんとうに法制的な裏打ちの上に立つところの、確立された制度として運用するということも、非常に大事な点であると考えるのであります。この漁手の制度としての確立の問題を、前々国会以来当委員会で研究して参りましたけれども、フアンドの面でそのせつかくの計画が実現することができないで行き悩んでおるわけであります。
次に二三、漁業金融の合理化に関する請願、本請願の要旨は、漁業金融については、昨年漁業手形及びこれらにつらなる一連の制度が実施の運びとなつたが、これは何ら法的裏づけもなく、すこぶる不成績に終つている。ついては、漁業金融の統一的合理化を期するため、左の事項を施行されたいというのである。
昭和二十三年十二月、関東北「いわし」施網漁の不漁に対する対策といたしまして、日銀を通じ復興金融金庫の保証の下に漁業手形を発行することになりましたが、それによる転換資金の融通を斡旋いたしたのであります。そのほか個々の場含に農林中央金庫、勧業銀行、興業銀行等に対しまして、現在においても資金の斡旋をしておるのであります。なお開発銀行の発足によりまして、融資の斡旋の事務を行うこととなつたものであります。
○国務大臣(池田勇人君) この資金の斡旋を行うという意味は如何ようにもとれますので、私はこの水産金融につきまして、大蔵大臣として農林中金の方針として、こういうふうな方面に出したらいいだろう、即ち漁業手形の問題とか、或いは災害後の漁船の建造についての意見を述べる、こういうふうなことが、全般的な問題といたしましては、やることがあるのでありまするが、個々の会社にどれだけの造船資金を出すということは、表向きには
併し漁業手形制度ができまして以来、これに依存して相当活溌に金融をしておりまするが、これとてもまだまだ零細漁民の期待に副うほどの金融はできておりません。併し漁業法の改正によりまして、漁業権の全部が、政府が一旦買上げまして、近く漁業権証券が発行され、それによつて約組合の取得するものが百三十億余りでありまして、それが今度の漁業制度改革に対する大きな金融を担当することになります。
現在行われておる漁業手形制度は、遺憾ながら十分な活用ができていない現状であります。しかも魚価が低落しているにもかかわらず、資材の高騰などによりまして、経営の困難はますます深刻の度を加えておるのであります。
ことに零細の漁業を営んでおりまする沿岸漁業といたしましては、その度合いが特に強いのでありまして、私どもも何とかしなければいかぬと考えておるわけでありますが、先ごろから行われております漁業手形の制度にいたしましても、漁業者自体が非常に経営に悩んでおるために、その資金の積立てさえも予定の六割そこそこであるというような非常に弱い状態に置かれておるものでありますので、この手形制度も非常に活用がにぶつておるのであります
○鈴木委員長代理 ただいま家坂長官より、漁業手形制度の充実強化に関しまして、所見を承つたのでありますが、これに対しまして、委員各位より御質疑がありますればこれを許します。
これ等によりまして、過去の負債の一つの安定化をあわせて行いますと同時に、災害の補償制度でありますとか、あるいはまた漁業手形制度の強化助長でありますとか、これらの策と並行して、今後の問題もだんだん明るい方向に持つて参りたいと考えておるのであります。
応急の策としては現行の漁業手形制度を拡充強化するほかないと思う。漁業手形制度の根幹をなすものは、漁業家の自力による共済基金の積立にあるが、窮乏せる漁業家の多くは自力を失つておるのであつて、政府資金を共済基金に注入しなければならないと思う。